オタクの職業アンケート|月々のオタ活費用はいくら?社会人オタクの推し活事情を調査

オタクの仕事内容_アイキャッチ 推し活

みなさんこんにちは、なかはらです☺︎

今回は「オタクの職業」特集!働く社会人オタクの職業やお仕事内容、月々のオタ活費用についてリアルな回答を集めたので、ご紹介していきます♪

アンケートのメイン回答者層は”ゲームオタク”!

2024年7月20日に、社会人オタク371人を対象としたアンケートを実施しました。
設問内容は「推し活のジャンル」「働いている業界」「職種」「月の平均オタ活費」の4項目。
まず前提として、このアンケートの回答者層はゲーム系で推し活をしている人がメインです。

オタクがどんな職業で推し活費用を捻出しているのかという点において興味深い回答も多かったので、他の界隈オタクさんもぜひ参考までに一読いただければ幸いです。

オタクに聞いた「メインの推し活ジャンルについて」アンケート結果

初めに「メインの推しがいるジャンル」を聞いてみたところ、回答が一番多かったのは「ゲーム」コンテンツで58.5%。(※筆者の現在のメインジャンルがゲームであるため、SNSのフォロワー層にもゲーム好きが多いという背景があります)

次いで国内のアイドル9.2%、アニメ7.5%、漫画5.4%、2.5次元俳優3.8%(以下割愛)という結果になりました。

オタクが勤める”業界”第1位は「サービス/インフラ業」!

いよいよ本題です!

371人のオタクたちに、働く「業界」について質問したしたところ、最も多かったのは「サービス/インフラ業界」で43.9%

オタクに聞いた「働く業界」に関するアンケート結果

サービス/インフラと大きな括りにしていますが、たとえば旅行・ホテル・飲食・教育・福祉・介護・電力・ガス・鉄道・航空といった分野が挙げられます。

次に多かったのが「メーカー業界(製造業)」で16.4%。そして「小売業」が11.6%。小売といえば、百貨店やスーパーマーケット、ショッピングセンターやコンビニエンスストアなどがここに該当します。推し活グッズをよく展開している“某〇〇円均一ショップ勤務”なんて回答もありました♪

それ以下の分布はIT業界10.5%、官公庁系(国家・地方公務員や警察、公立学校教員など)7.5%、金融4.9%、商社3.5%、マスコミ系1.6%という結果になりました。

余談ですが、日本の産業別就業者比率は以下のとおりです。今回のアンケート結果も似たような分布ですね。

独立行政法人労働政策研究・研修機構による「日本の産業別就業者比率」のグラフ

参考:独立行政法人労働政策研究・研修機構

オタクが勤める職種第1位は「事務/アシスタント」!

次に、働くオタクの「職種」について質問をしたところ、最も多かったのは「事務/アシスタント」で30.5%を占める結果となっています。

オタクに聞いた「お仕事の職種」に関するアンケート結果

次いで「販売/サービス業」22.9%、「医療系専門職」16.%、「エンジニア(IT以外)」7%、「営業」6.6%、「企画/管理系」6.2%、「ITエンジニア」6.4%、「代表者/オーナー」1.1%、「コンサルタント」0.5%、「金融系専門職」0.8%という結果となりました。

ちなみに、ソシャゲへ毎月数十万課金しているオタクの話を聞いたことがあるのですが、その方は自分で会社を経営されていました。社会的地位と財力を持ち合わせたオタク……羨ましい!そして、格好いい!!!

推し活・オタ活と両立しやすい職業って何?

今回のアンケートと並行して、働くオタクに「推し活との両立のしやすさ」について質問したところ、詳しく回答してくださった方が67名いらっしゃいました。

※全ての回答内容は以下動画にてご紹介しています。

【就活&転職前必見】オタク67人のリアルなお仕事事情💸結局オタクにおすすめの仕事って何?
【前編】オタクのお仕事統計はこちら オープニング0:32 事務職1:13 客室チェッカー2:27 コールセンター3:45 研究職4:23 ホテル調理師5:10 看護師6:06 グッズ関...


これらの回答を見る限り、業界・職種にかかわらず「いかにお休みを取りやすく、納得のいく給料をもらえるか」という点が最も重要という結論に至りました。(当記事の主題としては元も子もない話ですが……。)

筆者はIT業界を何社か経験していますが、よく他業界の方から言われる「お休みを取りやすそう」「給料がよさそう」「働き方の融通が利く」というイメージどおりかと言われると、「う~ん……会社による!!」という回答になりますし
必ずしもこの業界、この職種を目指せば推し活と両立しやすい!ということはないと思います。

ここからは、参考までにいくつかの統計データもご紹介します。

残業時間が少ない職種は?

まずは、「残業時間の少ない職種」について。

オタクは就業後も大忙し!円盤やグッズを受け取りに行ったり、ライブや舞台を観に行ったり、同人誌の原稿作業にオタ友との会合、万全のコンディションで推しに会う為のエステや美容院、ジム通い……。

自由な時間をどれだけ確保できるか、というのは死活問題だと思っています。

dodaの統計によると、最も残業時間が少ない職種は「一般事務」で10.6時間。

参考:「doda:平均残業時間ランキング(2023)

今回筆者がおこなったアンケートで回答があった上位3位までの職種は、“平均残業時間が少ない職種TOP20”にランクインしており、推し活の時間を確保しやすいという点ではオタクにおすすめの職種なのかもしれません。

昨今はリモートワークができる仕事もあるため、通勤や身支度の時間を削減するためにそういった仕事や会社さんを選ぶのも選択肢の一つですね。

年収が高い職種は?

次に、「年収が高い職種」についても見ていきましょう。

マイナビ転職が公開している「2024年版 職種別モデル年収平均ランキング」によると、コンサルタントやITエンジニア、営業、ライターなどが上位に入っていました。

今回私がおこなったアンケートの中では月10万円以上推し活に費やしているオタクの職業として、医療系専門職や商社事務・代表/オーナー、ITエンジニアやディレクター等が挙げられていました。

ただ、これも各々のスキルや会社によるため、一概に「この業界・職種なら稼げる!」ということは言えないのですが……参考までに。

シフト制or土日祝休みどっちがオタクと両立しやすいの?

職種・業界はさておき、シフト制の会社か土日祝固定休みの会社、どちらがオタクと両立しやすい働き方なのかという疑問もありますよね。
アンケートの回答内容を見ていると、どちらもそれぞれメリットとデメリットがあるという印象です。

筆者はゲームコンテンツや舞台俳優さんなどを追いかけていますが、舞台やライブ、イベント等が開催されるのは土日祝であるケースが多いと感じています。
(※本記事を執筆するにあたり、コンサートプロモーターズ協会の統計データを見ましたが、イベント開催「日時」に関する統計データはなかったためあくまでも体感のお話です。)

実際にライブ・イベントの参加者が多いのは土日祝の午後~夜という統計もあるため、イベントを主催する側としては動員見込みの高い日程で企画したいところ。必然的に、土日祝にイベントを開催するケースが多くなるのでしょう。

現場には何が何でも駆け付けたい!!というオタクは、土日祝休み+平日に有給をとりやすい会社だと動きやすいと思っています。

参考:東京都生活文化スポーツ局「平成 28 年度「ホール・劇場等に係る調査・分析」

筆者の会社は、早上がりしたい日はフレックス制度が使えたり、有給日数も多く、且つ取得しやすい会社であること。そして何より、上司がオタクに理解ある人なのでとても働きやすい環境です!

今の会社と出会う前は、残業が多く、酷いときには会社に泊まり込みしなければならない環境だったり、ボーナスが無く年収が低い会社だったり、そもそも会社の雰囲気が合わなかったり……色々悩みもありました。

自分に合った会社と出会うために、スキルアップしたり、人脈を広げることの大切さをとても痛感しています。
人脈と言えば、実際にオタク友達間でリファラル採用が決まるケースも何件か見てきました。私自身もオタ友に自社を紹介したことがあります。

信頼しているオタ友から事前に会社の働き方や先輩社員のことを聞いたうえで入社できるというのは安心ですよね。

ただ、これに関してはデメリットもあるのでその話はまた後日どこかで……。

おわりに

以上、オタクの職業特集でした♪
この記事が、転職や就職を考えているオタクの皆さんの参考になれば幸いです。

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