「今年、あなたは何を失い、何を得ましたか?」
みなさんこんにちは、MyFaveDays編集部のなかはらです。
今年推しに捧げた総額、約80万円。
この記事は、キラキラした推し活の記録ではありません。
「狂気」と「正気」の反復横跳び。
アラサーオタクが生きるか死ぬかの瀬戸際で駆け抜けた、血と汗と涙の決算報告書です。
2025年の推し活総費用は……
もったいぶっても仕方ないので、まずは今年の推し活決算報告を発表します。
2025年 推し活総費用:¥798,181 –
(※交通費・グッズ代などの細かい支出は記憶から抹消済み)
「え、思ったより少ない?」と思ったあなた。完全に感覚が麻痺しています。今すぐブラウザを閉じて深呼吸してください!
「使いすぎだろ」と思ったあなた。正しい感覚です。決してこちら側に足を踏み入れてはいけません。
怒涛のハイライトを振り返る
思い返せば山あり谷あり……というか、谷が深すぎた2025年。 この激動の一年を、懺悔とともに振り返っていきたいと思います。
新年早々に開示請求沙汰
まずは新年早々、人生最大の事件が起きました。
1月、推しとの一泊二日お泊りツアー✨というきらめく一大イベントが開催。
しかしそこで「運営の手違いにより、当選してたはずが落選扱いになっていた」という悪夢のような事件が巻き起こったのです。
事の発端は昨年12月。今時珍しい「メールで必要情報を送り、後日当選者にのみ案内メールが届く」というレギュレーションで、私には該当のメールが届かないまま当落日が過ぎ去りました。
「もしかして、送信エラーになっていた?」「実は迷惑メールに当選メールが届いているんじゃ……」何度も何度も確認し、それでも変わらない現実。
「ああ、落選したんだ」
そう思って、悲しみをSNSに吐き出していた私。
そして今年1月。イベントは無事開催されたようで、幸せなレポが続々と流れてきます。悲しい、でもこればっかりは運だから仕方がない。そう涙を呑んでいた矢先。
とある参加者からの情報で事態は急変します。
「スタッフさんが『今回のイベントは落選者がいなかった』と話していたらしいですよ」

……はて?いったい何が起こっているのか。
おかしいと思い運営に問い合わせると、手違いで私だけが選考漏れしていたことが発覚。よりにもよって、すべてが終わったあとに。
いや私、行く権利あったんかい!!
怒り、悲しみ、戸惑い……情緒が迷子になる中、地獄の始まりはここからでした。
なぜかネット上で「なかはらはそもそも申し込みをしておらず、落選したと嘘をついた」という不可解な噂が広まり、掲示板で叩かれ、事態を収束させるために運営からXで謝罪文まで出るというホラー展開へ。運営の謝罪文校正に携わるなんて経験、人生で不要な経験すぎる。
あまりに理不尽すぎる展開に、私は誹謗中傷者への開示請求へ踏み切りました。 なんと約一年経つ現在も戦いは継続中。(※何名かとは既に示談が成立し、慰謝料をいただきました)
この件については話題が尽きないので、また落ち着いたら詳しくお話したいと思います。
開示請求って、本当に時間もお金もかかるんですね。こんな知識、人生で一番いらなかった。
とにかく新年早々最悪のスタートでした。

ちなみにこの翌月、江島神社でおみくじを引いたところ大大吉という神引きをしました。きっと2025年はここから巻き返すから元気を出せということなのでしょう。そうですよね、神さま?
妹のハレノヒ、推しの生誕

桜舞い散る花の4月。
ストレスの代償なのか、突如謎の皮膚疾患「乾癬(かんせん)」が発症。全身が醜い汚肌と化し、完治するかもわからないまま副作用の辛いお薬と戦う生活の幕開け。
そして、ボロボロの体で迎えた5月5日。
同日同時刻、世界は二つに分かれました。
• 妹: ウエディングドレスを着て、最愛の人と永遠の愛を誓う。
• 私: レンタルスタジオに籠もり、不在の推し(2次元)のお誕生日を祝う。
妹がブーケトスをして幸せを掴もうとしている頃、私はバルーンを膨らませていました。
妹がケーキ入刀をして愛を確かめ合っている頃、私は(不在の)推しの生誕ケーキを死に物狂いで撮影していました。

「現実の幸せ」と「虚構の幸せ」。
どちらが偉いとかじゃない。形は違えど、どちらも幸せなのだと言えるのではないでしょうか。
スタジオ代約3万円。祭壇のグッズ代〇×万円。この日撮った写真は、いつか私の骨と一緒に埋めていただけないでしょうか。
(※補足:とはいえ、実際に生誕祭の撮影をした日は少し日程をずらしており、妹の結婚式にはちゃんと参列しています! 東京から地元の宮崎まで駆けつけたアラサーオタク、いろんな意味で涙、涙の参列でした。)
唯一の光、お猫様到来

そんなこんなで心が荒廃していた9月、転機が訪れました。
ご縁があって、「お猫様」を新しく家族にお迎えしたのです。
画面の向こうの推しも尊い。けれど、膝の上に乗ってくる「体温のある命」は、傷ついた私にとって良薬劇薬でした。
この子がいたから、私はこの修羅のような1年を生き延びられたと言っても過言ではありません。9月って、もう1年も終わりかけだけど。
人生初の「クラウドファンディング」
「今年はもう終わり」
そう思いながら駆け足で過ごす年の暮れ、私は川崎ラゾーナにいました。
この日、人生で初めて「クラウドファンディング」に参加した作品の上映会があったのです。
「私がお金を出したから、この映画は完成したんだ」(※誇大解釈)
スクリーンに映る推しを眺めながら、保護者どころか総監督のような顔つきで腕組みをしていました。後方彼女面ならぬ後方監督ヅラ。気持ちだけはもう立派な制作陣の一員です。
エンディングロールに載る自分の名前を見て、涙。
自分のお金が、推しの血肉となり、作品として結実する。
ただグッズを買うのとは違う、この「当事者意識」という名の沼。また一つ、引き返せない扉を開けてしまった気がします。
いろいろあった一年でしたが、美しいラストスパートで2025年の締めを飾りました。
それでも推しと生きていく
正直、今年はしんどいこともたくさんありました。
ツアーには行けず、身勝手な噂に傷つき、体調も崩し、私のHPとともに口座残高も減り続けました。
でも、不思議と後悔はありません。
今年推し活に捧げた約80万円があれば、そこそこいいブランドバッグが買えただろうし、円安の今でも海外旅行へ行けたでしょう。
それでも私は「推しを見た瞬間の、あの脳汁が出る感覚」を選びました。
トラブルも、病気も、推しの現場やお誕生会も。
そして、新しく家族になった猫のるーちゃんも。
すべて含めて「私」というオタクの人生。
こんなに必死になれる存在がいるって、ある意味とても幸せなことだと思います。たとえ資産が尽きようとも。(※とはいえ、老後が怖いので今年は積立NISAを始めました!偉い!)
ということで、来年の抱負は「健康第一で課金する」。
2026年もどうぞよろしくお願いいたします。
みなさんもよいお年を!

