こんにちは、My Fave Days編集部のなかはらです。
冬の祭典、コミックマーケット(コミケ)。 戦士の皆様、本当にお疲れ様でした。心地よい疲労感とともに、カバンいっぱいの「戦利品(宝物)」を抱えて帰宅した今の貴方に、水を差すようで申し訳ないのですが……一つだけ、確認させてください。
「年末年始の『来客』対策、万全ですか?」
実家に帰省する方は、自分の部屋が「物置」として親戚に開放されていませんか? 一人暮らしの部屋に、両親や兄弟、あるいは「一番の強敵=好奇心旺盛な姪っ子・甥っ子」が遊びに来る予定はありませんか?
もし、机の上に「薄い本」が平積みになっていたり、推しのアクリルスタンド(アクスタ)が祭壇のように飾られたままだったりするなら……今すぐ動いてください。
これは、社会的な死(=オタクバレ)を防ぐための、聖なる防衛戦です。
今回は、大掃除をする時間すらない貴方のために、「整理整頓」ではなく「視覚的な隠蔽(カモフラージュ)」に特化した、3分で部屋を「一般人の丁寧な暮らし✨」に擬態させる緊急マニュアルを伝授します。
そもそも「片付け」ようとしてはいけない
まず、マインドセットを変えましょう。 親戚が来る直前に、普段やっていない「断捨離」や「整理整頓」を始めると、必ず失敗します。なぜなら、オタクグッズは思い出の塊だからです。「あ、この特典ペーパー懐かしい…」と読みふけってしまい、気づけばチャイムが鳴る……それがオタクの性(さが)です。
今の貴方に必要なのは、「片付け」ではなく「隠蔽」です。 軍隊のカモフラージュと同じ。そこに「ある」ものを「ない」と脳に誤認させる。 ターゲットは、「パッと見の印象(視覚情報)」を遮断すること。この一点に集中してください。
作戦1:【物理遮断】「マルチカバー」はオタクの透明マント

最も手っ取り早く、かつ効果絶大なのが「布(ファブリック)」の活用です。
オタク部屋が「オタクっぽく」見える最大の要因は、グッズ特有の「色数の多さ」にあります。アニメキャラの髪色、ロゴ、キラキラした加工……これらは視覚的なノイズとなり、部屋に入った瞬間に「あ、なんかごちゃごちゃしてる(=怪しい)」という印象を与えます。
「無地」か「北欧柄」で視線を滑らせる

今すぐ、家にある一番大きな布を持ってきてください。なければ、ニトリや無印良品のベッドカバー、最悪の場合は大きめのバスタオルでも構いません。
- 1.祭壇(グッズ棚)の上からバサッとかける。
- 2.積み上がった段ボールの上からバサッとかける。
- 3.同人誌の山の上からバサッとかける。
これだけです。
ポイントは、「ベージュ」「グレー」「アイボリー」などのアースカラーを選ぶこと。キャラクターもののブランケットは厳禁です。
人間の目は、均一な色面(無地)を見ると、そこを「背景」として認識し、意識を向けなくなります。つまり、布をかけたその場所は、来客にとって「ただの壁」や「インテリアの一部」として認識され、中身を詮索されにくくなるのです。
▼おすすめアイテム:これ1枚で祭壇が消える魔法の布「無印良品 洗いざらしの綿ボックスシーツ・ベージュ」
作戦2:【同人誌対策】「薄い本」を書類に擬態させる高等テクニック
今回のミッションで最も警戒すべき危険物、それが「同人誌(特にR-18)」です。 これらはサイズがB5と特殊なものが多く、背表紙のデザインも独特なため、本棚に普通に並べていると異彩を放ちます。
1. 「ファイルボックス」の裏側攻撃

最も王道かつ最強なのが、無印良品やニトリ、100円ショップの「ファイルボックス(A4・ワイド)」を使う方法です。
通常、ファイルボックスは中身が見えるように開口部を手前にして置きますが、緊急時は「後ろ向き(背中側を手前)」にして並べます。 こうすると、来客の目に入るのは真っ白(または透明)なプラスチックの壁だけ。中身が「確定申告の書類」だろうが「推しの尊い絡み」だろうが、外からは一切分かりません。
▼おすすめアイテム:裏返せば鉄壁の要塞 「無印良品 ポリプロピレンスタンドファイルボックス・ワイド・A4」
2. 「一般誌」によるサンドイッチ装甲

ファイルボックスがない場合の応急処置です。 同人誌の山の「一番上」と「一番下」、そして本棚に立てる場合の「一番手前」に、一般的な雑誌や実用書を配置してください。
- 『Oggi』や『MORE』などのファッション誌
- 『東京カレンダー』などのおしゃれ情報誌
- 資格試験のテキスト
これらを「盾(シールド)」として最前面に配置することで、パラパラとめくられるリスクを激減させます。人間は、一番手前にあるものが「興味のないジャンル(例:難しいビジネス書)」だと認識すると、その奥にあるものへの興味も失う傾向があります。
作戦3:【絶対領域】敵(子供)の手が届かない「聖域」を知る

親戚の中でも、特に注意が必要なのが「小さな子供(姪っ子・甥っ子)」です。 彼らは大人の常識が通用しません。「開けてはいけない扉」こそ、開けたがる生き物です。
彼らの襲撃からグッズを守るために、「隠してはいけない場所」と「隠すべき場所」を把握しましょう。
隠してはいけない危険地帯(Danger Zone)
- ベッドの下: 子供のかっこうの隠れ場所です。かくれんぼで潜り込まれ、奥に隠した「薄い本」を発見される……という悲劇は後を絶ちません。
- テレビ台の引き出し: ゲーム機やリモコンが入っていると思い込み、真っ先に開けられます。
- 床に近い低い棚: 目線が低い子供にとって、そこは「宝箱」です。
安全な聖域(Safety Zone)
- クローゼットの上段(天袋): 物理的に手が届かず、踏み台がないと見えません。ここに「見られたくないものランクS」を避難させましょう。
- 吊るした服の「肩」の上: クローゼットにかかっているコートやジャケットのハンガー。この「肩」の部分に、トートバッグに入れた同人誌をかけ、上から服をかぶせます。服をかきわけない限り絶対に見つかりません。
- スーツケースの中: もし空のキャリーケースがあるなら、そこは最強の金庫です。グッズを詰め込み、鍵をかけてしまえば、FBIが来ない限り開きません。
作戦4:【陽動】「オタク・ミステリーサークル」をあえて作る

心理学的なアプローチです。 人は、「明らかに目立つもの」があると、そこに視線が釘付けになり、他の「些細な違和感」に気づかなくなります。これを陽動(ようどう)作戦として利用します。
「無難でキレイなもの」を一点豪華主義で飾る
玄関やリビングのテーブルなど、一番目立つ場所に、あえて「花(生花)」や「おしゃれなキャンドル」、「高そうなクッキーの缶」などを一つだけ、ドーンと置いてください。
来客の第一声が「わあ、綺麗なお花だね!」「おしゃれなキャンドルだね」になれば、こちらの勝ちです。 彼らの「部屋を観察する」という意識のベクトルを、「特定の安全なアイテム」に向けさせることで、部屋の隅に積まれた「布をかぶせた謎の山」への関心を逸らすことができます。
作戦5:【最終手段】100均・スリコで買える「緊急隠蔽キット」

これから帰宅する、あるいは近所のショップに駆け込めるなら、以下のアイテムを確保してください。これがあるだけで生存率が50%上がります。
▼おすすめアイテム①:【ダイソー・セリア】蓋付きプレンティボックス(紙製収納箱)

引用:ダイソーオンラインストア
いわゆる「バンカーズボックス」風の箱です。 組み立て式で、使わないときは畳めます。 とにかく「白」か「クラフト色」を選んでください。これにグッズを放り込み、壁際に積み上げれば、それは「散らかったオタク部屋」ではなく「引っ越し準備中」または「書類整理中」のスタッキング収納に見えます。
▼おすすめアイテム②:本家はやっぱり丈夫で映える 「フェローズ バンカーズボックス 703s」
▼おすすめアイテム③:【3COINS】窓付き収納ボックス

引用:3COINS
大容量でチャック付きなので、ぬいぐるみやブランケットを隠すのに最適。 中身が見える「窓」がある場合は、内側からコピー用紙や可愛い包装紙を貼って目隠ししてください。
▼おすすめアイテム④:大容量でコスパ最強 【100均】ファスナー付きランドリーバッグ(不透明)

引用:ダイソーオンラインサイト
中身が見えないタイプの大きな洗濯ネットやランドリーバッグは、一時的な避難袋として優秀です。これにグッズを入れて、クローゼットの奥に投げ込みましょう。
おわりに
最後に。 この作戦は、あくまで「一時的な緊急回避」です。 おしゃれな収納術でも、丁寧な暮らしでもありません。ただの「カモフラージュ」です。
でも、それでいいのです。 大晦日や正月の数時間、親戚がいる間だけ、貴方の「大好き」を守り抜ければ、それで100点満点。
親戚が帰り、玄関の鍵を閉めたその瞬間に、布を取り払い、箱を開け、愛する推し達と再会する喜び……それこそが、戦いを乗り越えたオタクに許された特権です。
部屋の隅に追いやられた戦利品たちも、きっと貴方の「社会的な顔」を守るために協力してくれているはず。 さあ、マルチカバーを手に取りましょう。 そして、涼しい顔をして急須にお茶を入れ、「いらっしゃい、寒かったでしょ」と微笑むのです。
健闘を祈ります。良いお年を!

